BFRG
Bullfrog AI自前で一から積み上げた技術ではない。国防の用途で研究所が磨いてきた同じアルゴリズムを、医薬のデータ解析へ持ち込んだところが出発点にある。2020年6月の株式交換でBullFrog AI, Inc.を傘下に収め、いまの上場企業の形になった。
独自の解析基盤bfLEAPを使い、臨床試験や前臨床段階で集まる大量のデータから、有望な薬の候補や効きやすい患者層を見分ける手助けをする。医薬品会社との共同研究に加え、自ら開発中の薬を持ち込んで事業化を狙う二段構えだ。
終値が30営業日続けて1株$1を割ったとして2026年2月にナスダックから通知を受け、8月10日までの是正猶予に入った。前年10月の株主総会では1対2から1対15までの株式併合の承認も取っており、上場維持そのものが目下の争点になっている。
創業者のVininder Singh氏が引き続きCEOを務め、解析基盤の外部提供と自社創薬の両輪を回す方針を崩していない。株式併合の実施時期や比率は取締役会の裁量に委ねられたままだ。
bfLEAPを生んだジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所とのライセンス契約が続くことが、まず土台になる。そのうえで製薬会社が実際にこの解析を採用するかどうかで、事業の広がりが決まる。乏しい収入を補う増資が、いまの資金繰りの重要条件だ。
この会社をどう読むか
新薬の候補はたいてい、臨床にたどり着く前に脱落する。BullFrog AIが売っているのは、その脱落を早い段階で見分ける手つきだ。使う道具は、ジョンズ・ホプキンス大学の研究所が国防の用途で長く磨いてきた解析アルゴリズムを、医薬のデータへ持ち込んだものである。
ところが会社の側は、技術を証明する前に上場を保てるかを問われている。終値が1株$1を割った状態が続き、2026年8月までの猶予と、比率を白紙にしたままの株式併合の承認だけが手元にある。技術の時間と会社の時間が、噛み合っていない。
バランスシート (要約)
資産 $3M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2M(76%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$400K
- 固定資産$224K
- 流動負債$672K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $117K
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- 18.8%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −304.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −4733.2%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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