まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
穀物を集める集荷網から、搾油・加工の設備、世界への輸送までを一貫して握る流通網が最大の強み。世界中に広がる拠点で需要と供給を結びつけ、相場の変動を捌く力を持つ。膨大な取扱量と、簡単に築けない物流網で、農業商社としての地位を保てる立ち位置にいる。
大豆や菜種などの穀物を農家から集め、運び、搾油や加工をして、食品会社や飼料会社、燃料会社へ売るのが収益の柱。集荷から加工、輸送までの流通網を世界中に持つ。穀物の仕入れと販売の差や、加工で生まれる付加価値から、膨大な取扱量を薄い利幅で回して稼ぐ構造になっている。
豊作で穀物相場が下落したり、相場の変動を読み違えたりすると、利幅が縮んで損失が出る。天候不順や貿易摩擦で集荷や輸送が乱れると、流通網が回らない。薄い利幅ゆえ、取扱量や相場の小さな変化が利益を大きく揺さぶるリスクを抱える。
配当を出しつつ、集荷・加工・輸送の流通網の効率化と、買収による規模の拡大に力を入れる経営。薄い利幅を巨大な取扱量で補い、相場の変動を捌く規律を保ちながら、世界の食料・飼料需要を取り込んで稼ぐ力を高める方針が特徴になっている。
穀物の需要と、収穫の状況、相場の変動に依存する。世界の食料や飼料、植物油の需要がどれだけ伸びるか、天候による収穫の豊凶、穀物相場の変動をうまく捌けるか、そして集荷から加工までの流通網を効率よく回せるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $44.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $15.9B(36%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
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