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BioNexus Gene Lab手堅く現金を生む化学品卸と、当たれば大きい遺伝子診断を、性格の違う二つの子会社に分けたまま同時に抱える。どちらか一本に絞った同業から見れば、この形は中途半端にも保険にも映る。
収入の大半は、東南アジア向けに工業・医療・自動車用の化学原料を仕入れて卸すChemrexが生む。もう一方のMRNA Scientificは、血液を使った遺伝子スクリーニングを手がける。2025年11月にはシンガポールのFidelionから、がんの再発を追う技術VitaGuardの東南アジア独占ライセンスを取得した。
化学品の卸は利ざやが薄く、原料価格や地域景気の影響を直に受ける。診断事業はまだ立ち上げ段階で収入の柱になっていない。2023年に1対12、2025年にも1対10の株式併合を実施しており、既存株主の持ち分はこの数年で大きく目減りしてきた。
Chemrexの卸で稼いだ現金を、収益化前のMRNA ScientificやFidelionとの提携に回してきた。足りない分は増資でまかない、その結果として株式併合も繰り返している。
卸の利益は、東南アジアの製造業の景気と、Chemrexが仕入れる化学原料の値動きに素直について回る。もう一本の柱にしたい診断側は、VitaGuardを実際に売れる形へ持っていけるかどうかがすべてだ。
この会社をどう読むか
BioNexus Gene Labは、米国ワイオミング州で法人登記された会社だが、実際の事業はすべてマレーシアにある。
化学原料の卸会社Chemrexが日々の収入を支え、その利益の一部を、まだ収益化前の遺伝子診断会社MRNA Scientificに回す構図だ。2023年と2025年に相次いだ株式併合は、この会社が上場を保つために資金繰りと株価の維持に苦労してきたことの表れでもある。
バランスシート (要約)
資産 $9M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $9M(93%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$4M
- 流動負債$521K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7M
- 売上成長率
- −21.9%
- 粗利率
- 14.6%
- 営業利益率
- −39.9%
- 純利益率
- −40.2%
- ROE
- −34.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- −24.8%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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