まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
人の血液のたんぱく質の大量の解析と人工知能を組み合わせ、老化に関わる薬の標的を見つけるという独自の創薬の手法が最大の特徴。食欲を抑える薬と併用して筋肉を保つという、肥満治療の次の発想を先駆けて試みた。主力候補の中止を経て、残る候補と独自の手法の価値の回復に挑む、賭けの大きい立て直し途上のバイオの立ち位置にいる。
人の血液に含まれるたんぱく質を大量に解析し、人工知能を使って「健康に老いる」ことに関わる標的を見つけて薬を開発する、独自の創薬の手法が事業の柱。かつての主力候補は、食欲を抑える薬と併用して筋肉を保つことを狙う肥満の領域の薬だったが、安全性の懸念で試験を中止した。今は炎症を狙う別の候補などで出直す。承認薬はまだなく、当面は資金調達で開発を進める段階の構造になっている。
出直しの柱に据える候補が試験で失敗すれば、頼る成長の柱を失う弱点を抱える。肥満の領域で筋肉を保つ治療は、大手や同業が先行している。主力候補を中止した後、戦略の先行きが不透明になりやすい。承認薬がなく赤字が続き、増資で持ち分が薄まる。上場して間もない後の主力の挫折で、市場の信頼が傷ついている。
配当を出さず、主力候補の中止の後、人員の削減を経て、残る候補への集中と独自の手法の価値の作り直しを進める再建期の経営。創業者が率いる。血液のたんぱく質の解析という独自の手法を軸に、出直しの候補に資源を絞り、増資で承認までの赤字の期間をつなぐ方針が特徴になっている。
残る候補の試験と、資金繰り、手法の評価に依存する。中止した主力候補の後、出直しの柱に据える炎症を狙う候補などが試験で成果を出せるか、承認まで長く続く赤字を資金で支えられるか、そして血液のたんぱく質の解析という独自の創薬の手法が外部から評価されるかが、株価を左右する大きな前提になる。
資産 $295M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $272M(92%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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