BJRI
BJ's Restaurants店内で醸造する自家製のビールという、他の中価格帯の外食にない独自の業態と、名物の焼き菓子のデザートが最大の特徴。ビール醸造を組み合わせた手作り感で差別化する。総合の外食の大手や、より手軽な業態とは異なる、自家醸造ビールを看板にする中価格帯の外食チェーンの立ち位置にいる。
中価格帯のカジュアルな外食店を、米国の各州で直営で運営するのが事業の柱。深皿のピザやパスタ、ステーキ、バーガーといった幅広い料理に、店内で醸造する自家製のビールを組み合わせる業態を看板にする。焼き菓子のデザートも名物になっている。客単価は二十ドル前後の中価格帯。カリフォルニアやテキサスを中心に展開する。店舗での飲食の売上で稼ぐ構造になっている。
外食は景気に敏感で、不況になると外食の回数が減り、客単価の高い中価格帯が真っ先に絞られる弱点を抱える。食材や人件費の上昇は、利益率を圧迫する。カリフォルニア州の外食の労働の規制は、人件費をさらに押し上げる。同じ中価格帯の数多くの競合や、より手軽な業態への客の流出もある。既存店の売上の不振が続けば立て直しが遠のく。
配当を出さず、現金を自社株買いと、新規の出店、既存店の立て直しに充てる経営。自家醸造のビールと名物のデザートという差別化を磨きつつ、食材や人件費の上昇に価格と効率で対応する。景気に敏感な外食の事業として、新規の出店と既存店の売上の改善の釣り合いを取る方針が特徴になっている。
外食需要と、食材・人件費、既存店の売上に依存する。景気が良く消費者の外食の回数が保たれるか、食材や人件費の上昇を価格に転嫁できるか、既存の店の売上を伸ばし新規の出店を進められるか、そしてカリフォルニア州などの外食の労働の規制に対応できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $366M(36%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$24M
- 他の流動資産$51M
- 固定資産$941M
- 流動負債$188M
- 長期借入金$85M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.4B
- 売上成長率
- 3.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 3.3%
- 純利益率
- 3.5%
- ROE
- 13.3%
- ROIC
- 8.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $111M
- フリーCF
- $41M
- 営業CFマージン
- 7.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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