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BKV天然ガスの採掘に、発電と炭素貯留を組み合わせ、二酸化炭素を抑えた天然ガスを掲げる統合のモデルが最大の強み。掘って売るだけの同業とは違い、政府の優遇を使った炭素貯留で付加価値を狙う。人工知能のデータセンター向けの安定した電源という需要にも乗りやすい、低炭素ガスを掲げる中堅の立ち位置にいる。
テキサスやペンシルベニアの地層から天然ガスを掘り出して売るのが本業の柱。これに加えて、自社のガスで発電して電力を売る事業と、ガスの事業から出る二酸化炭素を回収して地下に貯める事業を組み合わせる。炭素を貯めると政府の税の優遇が得られる仕組みを使う。ガスの販売と発電、炭素貯留の優遇で稼ぐ構造になっている。
天然ガスの価格が急落すれば、本業の採算が一気に悪化する。脱炭素が加速して天然ガスの発電が長期で敬遠されれば、発電事業の前提が崩れる。炭素貯留を支える税の優遇が削られれば、独自の事業の魅力が薄れる。炭素貯留はまだ実証の段階で、量産と採算の確立には時間と資金がかかる。
配当を出さず、現金を炭素貯留の設備と新たな開発に集中投資する経営。タイの親会社の長期の支援を活用し、統合のモデルの確立を進める。本業の採掘を規律よく運営しつつ、発電と炭素貯留という付加価値の事業を育てる方針が特徴になっている。
天然ガス価格と、電力需要、炭素貯留への優遇に依存する。天然ガスの価格が採算に見合う水準を保つか、人工知能のデータセンターなどで電力需要が伸びるか、炭素貯留への税の優遇が維持されるか、そして親会社の支援を受けつつ統合のモデルを軌道に乗せられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(50%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$248M
- 他の流動資産$263M
- 固定資産$3.4B
- 流動負債$565M
- 長期借入金$938M
- 短期借入金$200M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 9.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 26.6%
- 純利益率
- 15.7%
- ROE
- 9.0%
- ROIC
- 7.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $280M
- フリーCF
- −$25M
- 営業CFマージン
- 24.6%
- 現金ランウェイ
- 約10年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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