
BLKB
Blackbaud寄付の管理から会計、決済までを一体で提供する、非営利の団体に特化した事実上の業界標準という独自の地位が最大の強み。非営利の業務を丸ごと支える基幹の仕組みとして、容易には乗り換えられない。汎用の大手のソフトとは異なり、非営利という特定の分野に深く特化した、専門のソフトの立ち位置にいる。
慈善団体や学校、財団といった非営利の組織に特化した定額のソフトを提供するのが事業の柱。寄付を募り管理する仕組みや、非営利向けの会計、ネットでの寄付の受け付け、企業の社員の寄付を会社が上乗せする仕組みなどを提供する。約四万の団体が顧客で、この市場では事実上の標準になっている。寄付をカードで処理する手数料も得る。定額の利用料と決済の手数料で稼ぐ構造になっている。
非営利の団体の予算は限られ、寄付の市場が景気後退で縮めば、利用料と決済の手数料がともに細る弱点を抱える。顧客管理のソフトの巨大な大手が、非営利向けに参入して競争を強める恐れもある。過去には大規模な情報の流出による訴訟という重荷も抱えた。買収した一部の事業の不振や、価値の見直しによる損失も逆風になる。
配当を出さず、現金を積極的な自社株買いで株主に還元する経営。買収提案が撤回された後、経営陣を入れ替え、不振の事業を整理する立て直しの局面にある。非営利の業界標準という強みを守りつつ、解約を抑えて契約を積み上げ、収益性の改善を進めることを重んじる方針が特徴になっている。
非営利のIT予算と、寄付市場、契約の継続に依存する。非営利の団体がソフトに支出を続けるか、景気や税制に左右される寄付の市場が保たれて決済の手数料が伸びるか、新しい契約を獲得し解約を抑えられるか、そして買収した事業の不振を整理できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $85M(4%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$39M
- 他の流動資産$891M
- 固定資産$1.5B
- 流動負債$1.2B
- 長期借入金$1.1B
- 短期借入金$23M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- −2.3%
- 粗利率
- 58.8%
- 営業利益率
- 16.9%
- 純利益率
- 10.2%
- ROE
- 135.2%
- ROIC
- 12.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $266M
- フリーCF
- $258M
- 営業CFマージン
- 23.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
BLKB の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…