BORR
Borr Drilling油を掘らず、2008年以降に造られた船だけを29隻に絞って集めてきた。浅い海に特化した専業で、ジャッキアップ船の分野では国際的に最大級の運営会社に数えられる。
自ら油を掘るのではなく、期間を決めて石油会社に船を貸し、一日あたりの料金を受け取る。2016年の設立以来、新造の発注と他社船の買収だけで船団を積み上げてきた。
原油安になれば掘削意欲が冷え、船が余って料金が急落する。取得を借り入れで賄ってきたぶん、料金が下がると返済の重みが増す。世界の主要な産油地に散らばって稼働するため、地域ごとの政情や規制の変化にも触れる。
手元の現金より、船を増やす機会のほうを優先する。2026年1月にはNobleから5隻をまとめて買い、2024年末に一度離れたオスロ市場にも2025年12月に上場し直して、ニューヨークとの二本立てに戻した。
石油会社が浅い海の掘削にどれだけ意欲を持つか、一日あたりの料金、そして船をどれだけ遊ばせずに済むかで収入が決まる。船の買い増しに使った借り入れの返済負担も軽くない。
この会社をどう読むか
Borr Drillingは、単に石油を掘る会社ではなく、掘削船という道具を貸す会社だ。2016年にバミューダで設立されて以来、新造船の発注や他社保有船の買収を重ねて船団を築いてきた、いわば掘削船のコレクターに近い性格を持つ。
2026年1月にもNobleから5隻を買い足し、保有する船は29隻、そのすべてが2008年以降に造られた比較的新しい船になった。船が新しいほど故障が少なく高い料金でも借り手がつくため、船齢の若さそのものが商品性になっている。原油相場が崩れれば貸出料金も連動して沈むので、相場の波を素直に受ける会社でもある。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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