
BOXL
Boxlight画面単体ではなく、音響機器や理科教材まで束ねて教室ひとそろいを一社で納入できる点が、単品売りの機材メーカーとの違いになる。40年近い開発の蓄積を背景に、すでに校内にある設備との接続のしやすさを売り込んでいる。
タッチ操作できる大型ディスプレイやLED表示、教室用の音響機器、3Dプリンターなどの理科教材を作り、自社の授業支援ソフトとセットにして学校に売る。1,000を超える販売代理店を通じて、70カ国以上、150万室を超える教室に納めてきた。
学校の設備投資が細ると、真っ先に削られやすいのが黒板やスピーカーのような周辺機材になる。同種の電子黒板を作る大手や、安価な汎用ディスプレイとの価格競争も利幅を圧迫する。
広げすぎた製品の系列を絞り込み、感染症対策で膨らんだ特需の反動を、1,000社の代理店網を手放さずに渡り切ることへ資金を向けている。株主への還元より、まず黒字への復帰が先にある。
学校が機材の入れ替えにどれだけ予算を割けるかと、代理店網が新規契約を取ってこられるかの二つで、その年の売上がほぼ決まってしまう。自治体や学区の予算は年度ごとに振れやすく、単価の大きい電子黒板ほど購入が先送りされやすい。
この会社をどう読むか
Boxlightの売り先は、企業ではなく世界中の学校だ。納めた教室は70カ国・150万室を超えるが、社員が一校ずつ回るわけではなく、1,000社を超える代理店が現地で売り歩いている。
画面だけを作る会社ではなく、教室用のスピーカーや3Dプリンターまで束ねて一式で納める点に持ち味がある。ただし買い替えの決裁は学区の年度予算に握られており、感染症対策の特需が一巡したあとの谷をどう埋めるかが、この会社の当面の宿題になっている。
バランスシート (要約)
資産 $98M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1M(1%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$60M
- 固定資産$28M
- 流動負債$43M
- 長期借入金$33M
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $109M
- 売上成長率
- −19.6%
- 粗利率
- 30.8%
- 営業利益率
- −15.0%
- 純利益率
- −21.8%
- ROE
- —
- ROIC
- −35.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- −$3M
- 営業CFマージン
- −3.1%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
BOXL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…