BRID
Bridgford Foods冷凍のパン生地と精肉のおつまみという畑違いの二事業を、拡大より存続を優先する創業家経営で長く続けてきた点にある。
冷凍のパンや生地を学校給食や外食向けに卸す事業と、ビーフジャーキーなど日持ちする肉のおつまみをコンビニやスーパーに売る事業の二つの事業。2025年度はおつまみ事業の売上が4.7%伸びたが、これは値上げによる増収で、実際の販売数量はほぼ横ばいだった。
2025年度は食肉の値上がりでおつまみ事業の粗利益率が24.4%から17.5%へ急落し、純損失は$13.4Mに膨らんだ。銀行融資の財務制限条項にも一時抵触し、猶予を受けた。節約志向でプライベートブランドに客が流れる流れは、自社ブランドの値付けの余地を狭める。
創業家が率いる保守的な経営で、大きな買収には動かない。直販の配送ルートを減らして固定費を落とし、他社ブランド品の受託生産で工場を回す方向へ舵を切っている。
小麦や食肉といった原料の値段と、給食・外食向けの受注、そして小売の棚を確保できるかに依存する。
この会社をどう読むか
なぜ地味な食品会社がこれほど赤字を出すのか。2025年度のBridgford Foods を説明するのは、冷凍のパン生地でもビーフジャーキーでもなく、食肉の仕入れ値である。
おつまみ事業の粗利益率は24.4%から17.5%へ落ちた。値上げで売上は4.7%伸びたが、数量はほとんど動いていない。通期の純損失は$13.4Mに拡大し、銀行融資の財務制限条項に一時抵触して猶予を受ける場面もあった。拡大より存続を優先してきた創業家経営が、いまその踏ん張りどころにいる。
バランスシート (要約)
資産 $147M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $116M(78%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$876K
- 他の流動資産$63M
- 固定資産$84M
- 流動負債$21M
- 長期借入金$673K
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $231M
- 売上成長率
- 3.3%
- 粗利率
- 19.3%
- 営業利益率
- −8.1%
- 純利益率
- −5.8%
- ROE
- −11.6%
- ROIC
- −12.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- −$9M
- 営業CFマージン
- −2.5%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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