まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
暗号資産の採掘と、人工知能向けの計算の貸し出しの両方を営む、珍しい混合の事業が最大の特徴。採掘で培った電源のインフラを、人工知能の計算へ転用できるという、物理的な資産の相乗効果を持つ。一つの事業に絞る競合と違い、転換の途上で両方を持つ。採掘から人工知能への転換を図る一群の一角で、値動きの荒い小型の会社の立ち位置にいる。
もとは専用の機械で暗号資産を採掘する事業を手がけてきたが、近年、計算用の高性能な半導体を大量に調達し、人工知能の企業に計算の力を貸し出す事業への転換を進める。人工知能の新興企業や、動画の処理、大規模な言語の人工知能の学習の需要を持つ企業が主な客になる。採掘の事業は米国やカナダ、アイスランドで続ける。少額ながら別の暗号資産を預けて報酬を得る事業も持つ。計算の貸し出しと採掘で稼ぐ構造になっている。
計算を貸し出す客が少数に偏り、その契約を失えば、業績が大きく揺らぐ弱点になる。計算用の半導体が供給過剰になれば、貸し出しの価格が急落する。暗号資産の報酬が半分になる時期の後、採掘の採算が悪化する恐れもある。資金の調達が難しくなることもある。買収した拠点の統合の失敗や、経営陣への疑念による上場の維持のリスクも逆風になる。
配当を出さず、暗号資産の採掘から人工知能向けの計算の貸し出しへの、思い切った事業の転換を進める経営。計算用の高性能な半導体の調達と、人工知能の客の獲得に集中して資金を投じる。値動きの荒い、高い成長を狙う運営になっている。採掘で培ったインフラを人工知能へ転用する相乗効果を軸に、転換を進める方針が特徴になっている。
人工知能の計算の需要と、暗号資産の価格、半導体の調達に依存する。人工知能向けの計算の貸し出しの需要が伸びるか、その主な客との契約が続くか、暗号資産の価格と採掘の難易度が採算を支えるか、計算用の高性能な半導体を調達できるか、そして電力の費用を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $724M(62%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
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