安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
相互会社から株式会社へ転換した直後の貯蓄銀行という点が最大の特徴。上場で得た過剰な資本を生かして、自社株買いや事業の拡大の余地が大きい、典型の貯蓄銀行の上場の形を取る。一般の地方銀行とは異なる、相互会社から株式会社へ転換した後の、メリーランドの独立した小型の貯蓄銀行の立ち位置にいる。
メリーランド州のボルチモアの郊外や、バージニア州の北部で、預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。中心は、商業用の不動産や、一戸建ての住宅ローン、小規模な事業向けの融資で、伝統的な貯蓄銀行の形を取る。約十五の支店を構える。近年、相互会社から株式会社へ転換して上場し、その資金を元手に、事業の拡大と自社株買いを進める、貯蓄銀行の上場の典型の銘柄になる。集めた預金と貸出の金利差で稼ぐ構造になっている。
商業用の不動産の悪化が弱点になる。ボルチモアの地域の経済の停滞もある。規模が小さく、効率で劣る面もある。上場の後の成長の戦略が不透明なこともある。預金の流出も起こりうる。地銀の再編の波の中で、買収の対象になる可能性も併せ持つ。
配当を続け、自社株買いで資本を還しながら、保守的な与信の規律で長く独立を保つ、伝統的な貯蓄銀行の経営。上場の後一年から三年の、資本が過剰な状態を生かした株主への還元が特色になる。上場で得た資金を、規律をもって運用することが、株主の価値の源泉になる運営になっている。
地域経済と、上場後の資金の運用、商業用不動産に依存する。地盤とするメリーランドやバージニア北部の経済が保たれるか、上場で得た過剰な資本を、自社株買いや配当、事業の拡大にうまく配分できるか、商業用の不動産が健全か、そして金利の水準が利ざやに有利に働くかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $912M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $184M(20%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
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