BW
Babcock & Wilcox一つの燃料に絞らず、石炭から天然ガス、水素、廃棄物、バイオマスまで扱えるボイラー技術を持つ。他社が作った設備まで面倒を見る広いアフターマーケット網と組み合わさっている点が競合と違う。
発電所や工場に、廃棄物・バイオマス・石炭・天然ガスを燃やすボイラーと、排煙から硫黄や窒素の酸化物を取り除く装置を納める。据え付けた後の部品供給や補修といったアフターマーケットが、長く続く収入になる。
石炭火力の閉鎖が世界で進めば、新設と保守の両方で足場が細る。インフレや金利上昇、関税、地政学的な混乱によるコスト増と納期の遅れも、利益率をたびたび削ってきた。
非中核事業を売却して身軽になり、2025年第4四半期に事業区分を「B&W」1つへ集約した。整理で得た資源を、データセンターや水素・合成ガスといった新しい需要先への営業に振り向けている。
電力会社や産業顧客が設備投資と保守にいくら使うかで受注が決まる。近年はAIデータセンターや石油・ガス関連の設備更新を、新しい需要の受け皿として前面に出している。
この会社をどう読むか
Babcock & Wilcoxと聞くと石炭火力のボイラーを作る古い会社を思い浮かべる。だが2025年の決算で最も大きな変化は、事業区分そのものが1つに整理されたことだった。
非中核資産を手放し、複数あったセグメントを単一の「B&W」にまとめた。残ったのは、廃棄物やバイオマス、石炭、天然ガス向けのボイラーと排出制御装置、そしてその保守という体だ。160年近くかけて積み上げた設備の据付実績を強みに、いま会社が名指しする新しい売り先は、電力を大量に食うAIデータセンターである。
バランスシート (要約)
資産 $663M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$89M
- 他の流動資産$381M
- 固定資産$192M
- 流動負債$387M
- 長期借入金$19M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $588M
- 売上成長率
- 1.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 3.5%
- 純利益率
- −6.2%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$69M
- フリーCF
- −$86M
- 営業CFマージン
- −11.7%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
BW の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
