BYND
Beyond Meat経費削減を号令で済ませず、暫定の最高変革責任者と専門チームに資産売却や商品整理まで担わせている。守りを固めながら、小さく試す直販の実験も同時に走らせている。
豆などの植物性たんぱく質を加工し、牛・豚・鶏に似せた食品を量販店と外食向けに売る。2025年第4四半期には、期間限定品を先行販売する直販窓口Beyond Test Kitchenも立ち上げた。
2025年は売却予定資産の評価替えだけで$49.0Mの損失を計上し、中国事業を年内に停止した。人員削減は2023年11月、2025年2月、2025年8月と繰り返しており、一度で終わっていないこと自体が需要の戻りの遠さを示す。
資産の現金化と商品数の絞り込み、経費圧縮を最優先に置く体制で、成長投資は後回しになっている。専門チームが部門をまたいで判断する形をとる。
しぼんだままの代替肉需要が戻るかどうかと、進行中の縮小策が実際に費用を落とし切れるかで先行きが決まる。値ごろ感を出せる原価まで下げられるかも問われる。
この会社をどう読むか
Beyond Meatが2025年に新設した役職の名前が、この会社のいまを一番よく表している。暫定の最高変革責任者、つまり立て直し専任の役員だ。専門チームを従え、工場の稼働率から在庫、中国事業の存続までを一つずつ棚卸しした。
その過程で、売却予定に振り替えた資産の評価替えだけで$49.0Mの損失が出た。人員削減も2023年11月から数えて三度目になる。一方で同じ2025年の年末には、期間限定品を少量だけ売る直販窓口Beyond Test Kitchenを開いた。削りながら次を小さく試す、その二重の動きの最中にある。
バランスシート (要約)
資産 $615M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$204M
- 他の流動資産$138M
- 固定資産$273M
- 流動負債$75M
- 長期借入金$416M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $275M
- 売上成長率
- −15.6%
- 粗利率
- 2.8%
- 営業利益率
- −121.1%
- 純利益率
- 79.5%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$145M
- フリーCF
- −$157M
- 営業CFマージン
- −52.6%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
BYND の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
