
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
ウイルスでがん細胞を壊す治療を、放射線の治療と併せて使う独自の設計が最大の特徴。とりわけ、満たされない需要の大きい前立腺がんの局所の再発で、後期の試験に成功したことは、この種の治療では業界でもまれな実績になる。放射線との併用で免疫の作用を強める。一般の臨床段階のバイオとは異なる、ウイルスでがんを攻撃する治療で後期の実績を持つ小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、がん細胞に感染して壊すウイルスを使った免疫の治療を開発する臨床段階のバイオで、収入はほとんどない。看板の候補は、ウイルスでがん細胞を局所的に壊しつつ、それを引き金に全身に免疫の反応を広げる仕組みで、放射線の治療と併せて使う。前立腺がんや膵臓がん、肺がんを主な対象にする。前立腺がんの後期の試験では、主要な目標を達成したと報告した。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。
後期の試験の追加のデータで、効き目の差が消える恐れが最大の弱点になる。承認が遅れたり、拒まれることもある。同じくウイルスでがんを攻撃する治療を開発する競合に、先を越される恐れもある。承認までの長い道のりで赤字が続き、増資で持ち分が薄まる。商業化の立ち上がりがうまくいかない恐れも逆風になる。
配当を出さず、看板の前立腺がんの候補の承認に向けた商業化の準備に集中する、商業化を控えた段階のバイオの経営。免疫学を専門とする経営者が率いる。後期の試験の成功を足がかりに、承認の取得と商業化の立ち上がりを目指す。承認に向けた準備と資金繰りの管理が、運営の中核になっている。
臨床試験の結果と、承認、資金繰りに依存する。看板の前立腺がんの後期の試験の最終のデータが良好か、その承認を得られるか、膵臓がんや肺がんの追加の試験が進むか、そして承認までの開発と商業化の準備を支える資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。承認の取得と商業化の立ち上がりが、価値を大きく左右する。
資産 $125M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $52M(41%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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