CALY
Callaway Golfクラブの技術開発で築いた名門の看板と、ボールの二強の一角という品揃えの厚みが最大の強み。人工知能を使った設計の先行は技術の評判を支える。娯楽施設の重荷を下ろし、ゴルフの道具の専業として身軽になった再出発の立ち位置にいる。
ゴルフクラブとボール、距離計や手袋などの用品、ゴルフ由来の衣料ブランドの販売が収益の柱。毎年の新作クラブが買い替えを促し、ボールは消耗品として繰り返し売れる。娯楽施設の事業は分離し、用品の専業に戻った。プロ契約と技術の評判でブランドを支え、ゴルフ人口の裾野で稼ぐ構造になっている。
ゴルフ用品は典型的な趣味の出費で、不況は買い替えの先送りを招く。新作の不評は一年の売上を左右する。競合の大手と技術と契約プロを奪い合う消耗戦が続く。分離後の身軽さは、規模の縮小という見方と裏腹でもある。
配当を出さず、現金を新作の開発と借金の整理に充てる経営。分離で得た身軽さを開発投資の集中に生かす。クラブとボールと衣料の三本柱で、ゴルフ周りの財布を深く掘る方針が特徴になっている。
ゴルフ人口の定着と、新作の的中、関税と調達に依存する。感染症期に増えた若いゴルファーが定着するか、毎年の新作クラブが技術の評判で買い替えを促すか、アジア生産の調達が関税の波を吸収できるか、そして衣料ブランドの成長が続くかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.1B(28%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$903M
- 他の流動資産$5B
- 固定資産$1.4B
- 流動負債$4.4B
- 長期借入金$651M
- 短期借入金$765M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.1B
- 売上成長率
- −0.8%
- 粗利率
- 42.1%
- 営業利益率
- 6.2%
- 純利益率
- −19.9%
- ROE
- −19.8%
- ROIC
- 2.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $334M
- フリーCF
- $302M
- 営業CFマージン
- 16.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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