
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
心臓の組織から採った細胞を使うという独自の方式で、筋肉が衰える難病の中でも、見過ごされがちな心臓の障害に的を絞る点が最大の特徴。すでに承認された骨格の筋肉向けの遺伝子治療とは異なる、心臓に特化した立ち位置を取る。日本の提携でリスクを分け合いながら、未だ満たされない需要に挑む臨床バイオの立ち位置にいる。
筋肉が徐々に衰える遺伝の難病で起きる、心臓の筋肉の障害を治療する細胞の薬を開発するのが事業の柱。人の心臓の組織から採った細胞を、点滴で投与する独自の治療を狙う。後期の試験のデータをもとに、当局へ承認の申請を進める段階にある。日本では製薬会社と提携し、米国の販売でも協力を仰ぐ。承認薬はまだなく、当面は提携の一時金と資金調達で開発を進める段階の構造になっている。
当局が承認を拒否、または遅らせれば、価値が大きく傷む賭けの大きさが最大の弱点になる。同じ難病では、すでに承認された遺伝子治療や、大手が開発する治療との競合がある。長期の追跡で効き目が弱まる兆しが出れば、評価が揺らぐ。日本の提携の条件が変われば、資金繰りに響く。承認までの赤字が続き、増資で持ち分が薄まる。
配当を出さず、日本の提携先とリスクを分け合いながら、当局の承認を目指す商業化の準備期の経営。少人数で複数の適応を並行して進める身軽な運営を取る。心臓に特化した細胞治療という差別化を軸に、提携の一時金と資金調達で承認までの赤字の期間をつなぐ方針が特徴になっている。
承認の可否と、後期試験、資金繰りに依存する。後期の試験のデータをもとにした主力候補が当局の承認を得られるか、筋肉が衰える難病の心臓の障害という領域で採用が広がるか、日本の提携先との協力が販売を支えるか、そして承認までの赤字を提携と資金調達で支えられるかが、株価を左右する大きな前提になる。
資産 $356M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $306M(86%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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