
CASH
Pathward Financial新興の金融会社の裏側に回る供給事業者の役を、長年運営してきた実績と地位が最大の強み。表に出る費用をかけずに提携先の成長に乗れる。厳しい規制をこなしてきた経験と、長く続く提携関係そのものが参入の壁になる。新興金融の時代に銀行機能を卸す、受託事業者の先行組の立ち位置にいる。
自前の支店で個人客を集める代わりに、決済やカード、口座を自社の看板で出したい新興の金融会社の裏側で、銀行の免許が要る部分を引き受けるのが収益の柱。前払い式のカード発行や口座の開設、支払いの処理を支える。税還付の受け取り口座などでも知られる。加えて消費者や企業向けの融資も持つ。受託事業者の手数料と融資の利ざやで稼ぐ構造になっている。
銀行を裏で使う仕組みは規制当局の監視が厳しく、管理の不備が指摘されれば事業に急ブレーキがかかる。同業の受託事業者銀行の破綻をきっかけに、業界全体が規制の圧力にさらされた経緯もある。主要な提携先が破綻したり離れたりすれば、収益がまとめて細る。同業との価格競争や金利の急変も採算を揺らす。
配当を続け、自社株買いでも還元する経営。規制当局への対応と法令順守の体制の強化を経営の中心に据える。実績ある提携先との関係を重んじつつ、受託事業者の手数料と融資のバランスで安定した収益を保つ方針が特徴になっている。
新興金融の成長と、規制への対応、金利水準に依存する。決済やカードを出す提携先の利用が増えるか、銀行を裏で使う仕組みへの厳しい規制をこなせるか、提携先の経営が健全か、そして金利の動きが利ざやと受託事業者の収益にどう作用するかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $858M(12%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$121M
- 長期借入金$33M
- 短期借入金$9M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $840M
- 売上成長率
- 5.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 22.1%
- ROE
- 21.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $451M
- フリーCF
- $439M
- 営業CFマージン
- 53.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $5M
- 配当性向
- 2.5%
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