
CATO
Cato Corporation一つの企業が価格帯の異なる複数のブランド名で出店し分けている点が、単一ブランドで全国展開する大手とは違う。地域を絞り込み、店舗数で規模を作る戦略だ。
収入の大半は店舗とネット通販での衣料品の販売だ。本流のCato、より安いIt's Fashion、やや上質なVersonaと名前を使い分けて1,069店を構え、同じ立地でも異なる客層を拾える。
直近の1年は新規出店がなく、不振店48店を閉めて1,069店まで縮んだ。店舗の9割超はウォルマートなどを核に据えたストリップモール内にあり、その集客が細れば道連れになる。
家族経営から出発した会社で、79年たったいまも南東部の中低所得層という同じ客を追い続けている。新規出店より不振店の整理と好立地への移転を優先し、自社カードと取り置き販売という古い商習慣も残したままだ。
客の中心は南東部の中低所得層で、その財布の中身がそのまま売上に出る。売れ残りは値下げで処分し、季節をまたいで在庫を持ち越さない方針のため、仕入れの読み違えは利益を直接削る。
この会社をどう読むか
Cato Corporationは1946年に生まれ、1968年に上場し、1980年に非公開化し、1987年にもう一度上場するという回り道をしてきた。それでも79年間、南東部の中低所得層という同じ客層から離れていない。
一つの会社でありながら、Cato、It's Fashion、Versonaと名前を使い分けて出店する。同じ商圏でも別の客を拾えるという算段だ。裏を返せば、地域と客層をここまで絞り込んでいるからこそ、南東部の景気そのものが業績を映す鏡になる。
バランスシート (要約)
資産 $421M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $157M(37%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$176M
- 固定資産$228M
- 流動負債$156M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $654M
- 売上成長率
- 0.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −1.9%
- 純利益率
- −0.9%
- ROE
- −3.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$1M
- フリーCF
- −$5M
- 営業CFマージン
- −0.2%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
- 配当総額(年間)
- $0
- 配当性向
- —
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