
CBL
CBL & Associates Properties大手が手がける大都市の高級モールとは異なり、中小都市という地方の層に的を絞る点が最大の特徴。一度倒産し、その整理を経て借入を圧縮した再建済みの資本構造を持つ。モールを小売一色から医療や娯楽を交えた施設へ作り替えて生き残りを図る、立て直し途上の不動産投資法人の立ち位置にいる。
米国東部や中西部、南部の中小都市や郊外で、屋根のある閉鎖型のショッピングモールを多数保有し、入居する小売店や飲食店から受け取る賃料が収益の柱。広告や駐車場などの副収入も得る。百貨店などの大型店が抜けた区画には、映画館や飲食、ジム、医療施設といった小売以外の借り手を入れて埋める。集めた賃料から、保有する物件の維持費や借入の利息を引いた残りで稼ぐ構造になっている。
ネット通販の広がりは、実店舗のモールから客を奪い続ける構造的な逆風になる。中核を担う百貨店などの大型店が抜けると、モール全体の集客が落ちて連鎖的に他の店も去る。中小都市の人口減も需要を細らせる。過去に一度倒産しており、再建後も金利の上昇による借入の負担と借り換えの難しさが重荷になる。
配当を再開し、不振の物件の売却や再開発、医療やジムなど小売以外の借り手の誘致で価値の維持を図る再建期の経営。倒産の整理で軽くした借入を保ちつつ、入居率の改善を最優先に置く。中小都市のモールという難しい資産を、用途の組み替えで延命させる方針が特徴になっている。
地方の小売需要と、入居率、借入の負担に依存する。中小都市の買い物客の足が保たれ、モールの入居率と賃料を維持できるか、ネット通販に客を奪われる流れに耐えられるか、大型店が抜けた区画を医療や娯楽の借り手で埋め戻せるか、そして再建後の借入の利息と返済の負担を賄えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $375M(14%)。
自己資本の薄さか借入の重さが同業の中でも目立つ
- 現金・現金同等物$42M
- 長期借入金$2.2B
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $578M
- 売上成長率
- 12.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 23.5%
- ROE
- 36.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $250M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 43.2%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $77M
- 配当性向
- 56.7%
CBL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
