
CBSH
Commerce Bancshares支店は中西部に置いたまま、ダラスやナッシュビルなど八都市には商業と資産運用の顧客だけを支える拠点を構える二層の広げ方をとる。買収相手にも社風の近さを条件に挙げており、FineMarkもその延長にある。
預金を集めて貸し出す利ざやに加え、信託や資産運用、決済処理といった手数料収入の比重を高めているのが特徴。2026年1月に完了したフロリダの資産運用銀行FineMarkの買収では、預かり資産$8.7Bと13拠点を取り込んだ。
総資産$32.9Bに対し貸出$17.8B、預金$25.6Bと預金が厚く、金利が下がる局面では利ざやが先に縮む。中西部の地域経済が冷えれば貸倒れが増え、買収で膨らんだのれんの重さも相対的に増す。
全米トップ50に入る資産規模を保ちながら、支店網は140拠点にとどめ、地域密着の営業体制を崩さない。従業員の四割超が社内の多様性推進グループに参加するなど、内部の定着策にも力を入れる。
中西部と新たに加わったフロリダ、アリゾナ、サウスカロライナの地域経済、そして金利差に業績が連動する。買収後は高コストの信託預金$1.0Bをオフバランス化するなど、財務構成を絞り込む動きも収益に響く。
この会社をどう読むか
2026年1月1日、Commerce Bancsharesはフロリダの資産運用銀行FineMarkを全株式交換で取り込んだ。中西部に140の支店を構える1966年創業の銀行が、営業圏をフロリダ、アリゾナ、サウスカロライナへ一気に飛ばした形になる。
加わったのは13拠点と預かり資産$8.7B。ただし直後に高コストの信託預金$1.0Bをオフバランス化しており、版図を広げても財務の締め方をどこまで保てるかが次の焦点だ。
バランスシート (要約)
資産 $32.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.8B(12%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$3.5B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 14.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $645M
- フリーCF
- $592M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $150M
- 配当性向
- 26.5%
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