
CCEL
Cryo-Cell International1992年に民間として世界で初めて幹細胞を分離保存した経歴を持ち、フロリダの本社で処理を、ノースカロライナ州ダーラムの設備で保管を担う。一度きりの検査ではなく、契約が続く限り料金が積み上がる収益の形が他の医療検査企業とは異なる。
親から採取と処理の初回料金を受け取り、その後は預かり続ける限り料金が入る。家族用の保管に加え、処理装置PrepaCyte CBの製造と、公的利用に回す検体の保管という三つの区分を持つ。
預けた検体が実際の治療に使われる場面はまだ限られており、有用性が広く認められなければ新規契約は伸びにくい。無料で預かる公的バンクとの競合もある。
輸注クリニックとバイオ医薬品製造へ広げる計画は、土台にしていたデューク大学とのライセンス契約を2025年5月に解除通知され、追加投資が止まっている。当面の経営資源は本業の保管事業と知的財産の維持に戻っている。
新規契約の数は出生数と、保管の価値を親にどれだけ納得させられるかで決まる。すでに預かる検体は世界の提携先と合わせて25万件を超えており、この既存契約が解約されずに続くかどうかが土台になる。
この会社をどう読むか
へその緒の血と組織は出産の場でしか採れず、Cryo-Cellの商売はこの一度きりという性質の上に立っている。
親は最初に採取と処理の料金を払い、そのあとは預け続ける限り払い続けるため、契約が途切れなければ収入は読みやすい。ただし預けた検体が実際に治療へ使われる例はまだ限られ、その価値をどう伝えるかで新規契約の伸びが決まる。保管の外へ広げる計画も、土台だったデューク大学とのライセンスを2025年に解除通知されて足踏みしている。
バランスシート (要約)
資産 $62M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない、自由に使える現金で借金を約1.6年で返せる
- 現金・現金同等物$319K
- 他の流動資産$11M
- 固定資産$50M
- 流動負債$20M
- 長期借入金$8M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $32M
- 売上成長率
- −1.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 1.5%
- 純利益率
- −7.7%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 17.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- —
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