景気敏感な事業で、配当も出す会社
飲料用の金属缶という分野で世界有数の規模を持ち、大手飲料メーカーと長期の取引関係を築く点が強み。生活に身近な飲料の容器ゆえ需要が安定し、規模を生かして効率よく作れる。環境意識の高まりで、繰り返し再生できるアルミ缶への追い風もあり、世界規模の供給網を持つ立ち位置にいる。
ビールや清涼飲料などに使うアルミ缶を中心とした金属製の容器の販売が収益の柱。飲料メーカーや食品メーカーに、缶を大量に供給する。これに、食品用の缶やエアゾール缶などが加わる。世界各地に工場を構え、飲料の消費に合わせて缶を作り続ける。生活に身近な飲料の容器を大量に供給して、安定して稼ぐ構造になっている。
アルミなど原材料費の上昇を販売価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。缶の生産設備を増やしすぎた局面で需要が伸び悩むと、稼働率が下がり採算が悪化する。飲料の消費の落ち込みや、ペットボトルなど他の容器との競争、特定の地域の景気の悪化も、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、缶の生産能力の調整と、アルミ価格の転嫁、効率的な生産に力を入れる経営。飲料の安定した需要を土台に、原材料費を価格に転嫁しながら稼働率を保ち、再生可能なアルミ缶への追い風を取り込んで、世界規模の供給網を生かして稼ぐ方針が特徴になっている。
飲料の消費量と、缶飲料への需要、原材料であるアルミの価格に依存する。飲料、特に缶入りの飲料の消費が伸びるか、缶の生産能力を需要に合わせられるか、アルミの価格変動を販売価格に転嫁できるか、そして飲料メーカーとの長期の取引を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $14.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3B(21%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
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