安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
進出する地域ごとに、その土地に合わせた異なる名前のブランドで店を運営する、地方銀行としては珍しいブランドの使い分けの戦略が最大の特徴。単一のブランドの大手の地方銀行に対し、地域に密着した個別のブランドの認知で対抗する。複数の州にまたがる地域ブランドを独立して運営する、独自の戦略の地方銀行の立ち位置にいる。
ペンシルベニア州の中西部を本拠に、オハイオやニューヨーク西部、バージニアなどで、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。特徴は、進出する地域ごとに、その土地に合わせた異なる名前のブランドで店を運営する点にある。中小企業向けの事業の融資や、商業用の不動産、住宅ローン、富裕層向けの銀行サービスを手がける。地域ごとのブランドで近隣の州へ広げてきた。集めた預金と貸出の金利差で稼ぐ構造になっている。
商業用の不動産への融資の悪化は、貸し倒れを増やす弱点になる。複数の地域ブランドを別々に運営するため、その分の運営の費用がかさむ。金利の急な低下は利ざやを縮める。預金の流出も資金繰りを揺らす。買収による成長が一服する恐れもある。進出した新しい市場で、地元の同業や大手との競争に苦戦することもある。
配当を連続して出しながら、地域ごとのブランドを広げて新しい市場へ進出する成長の経営。近年は南部への進出のために新しい地域ブランドを立ち上げた。地域に密着したブランドの認知で大手に対抗する戦略を生かしつつ、商業用の不動産の融資の管理と、地域の拡大の両立を図る方針が特徴になっている。
地域経済と、ブランドの浸透、金利に依存する。地盤とするペンシルベニアやオハイオ、ニューヨーク西部などの地域の経済が保たれるか、地域ごとのブランドが各市場で認知を得て根づくか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、そして商業用の不動産への融資が健全に保たれるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $8.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $872M(10%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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