安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
巨大企業の信用力を裏付けにしながら、四半世紀前の金融設計がそのまま残っている生きた化石のような証券。個人が普通に買う対象というより、仕組みを理解した投資家向けのニッチな存在になっている。
この証券自体は事業を持たない。コムキャストのグループ会社が発行した社債として年2%の利息を受け取り、2029年の満期を待つ。発行時に定められた他の通信会社の株式価値に連動する交換条項を持つ、仕組みの込み入った証券になっている。
仕組みが複雑で発行額も古く小さいため、売買が薄く、値付けが実力とずれることがある。交換条項の対象となる資産の価値が崩れると、社債でありながら株のように値下がりする面も持つ。
証券そのものに経営はなく、コムキャスト本体の経営に従う。本体は創業家が長期の視点で率いる安定経営で、利払いの確実性という点では心配の少ない発行体といえる。
支払いの源はコムキャスト本体の信用力で、そこはケーブル通信とテレビ・映画・テーマパークを束ねる巨大企業だけに堅い。一方で市場価格は交換条項の対象資産の価値にも左右される。
資産 $272.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $96.9B(36%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
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