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Coeur Mining稼働開始が1982年のワーフ鉱山から2022年開業のラス・チスパス鉱山まで、寿命の違う鉱山を組み合わせて生産量の波を平らにしている点が独特。銀は宝飾品だけでなく太陽光パネルの部材にも使われ、金より景気の波を受けやすい分、上昇局面での値上がりも大きい。
ネバダ州のロチェスターやアラスカのケンジントンなど、開業年も鉱種の配分も違う複数の鉱山から銀と金を掘り出し、精錬に出した地金を銀行や地金商へ国際相場で売る。ケンジントンで採れる金の精鉱だけは長期の引き取り契約で製錬所へ送っている。
相場が下落すれば、複数の鉱山を抱える分だけ損益への影響も広く出る。ニューゴールド買収が規制当局の承認を得られず頓挫すれば、期待していたカナダでの拡大計画がそのまま消える。
同業を株式交換で丸ごと取り込んで掘る場所を増やす拡大路線を取り、2024年にはロチェスター鉱山の大規模な拡張も完了させた。鉱区は採掘に理解のある国に限る方針を掲げ、金銀の売値を先物で固定して相場の振れを和らげることもある。
銀と金の国際相場が採算を決め、相場が下がれば掘るほど損をする鉱山も出てくる。2025年11月に合意したニューゴールドの買収が2026年前半に片づくかどうかで、カナダのニューアフトンとレイニーリバーという2つの鉱山が手に入るかが決まる。
この会社をどう読むか
Coeur Miningが持つのは、1982年に掘り始めた南ダコタのワーフから2022年開業のメキシコ・ラス・チスパスまで、年季の違う銀金鉱山の寄せ集めだ。1928年創業の古い会社で、鉱山の組み合わせを入れ替えながら生き延びてきた。
寿命の違う鉱山を並べておけば、一つの生産が落ちても他で埋められる。ただし採算を最後に決めるのは銀と金の国際相場で、下がれば掘るほど損をする鉱山も出てくる。2025年11月に合意したニューゴールドの買収が2026年前半に完了すれば、カナダに稼働中の鉱山が2つ加わる。
バランスシート (要約)
資産 $4.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.3B(71%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$554M
- 他の流動資産$419M
- 固定資産$3.7B
- 流動負債$393M
- 短期借入金$17M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.1B
- 売上成長率
- 96.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 34.2%
- 純利益率
- 28.3%
- ROE
- 17.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $887M
- フリーCF
- $666M
- 営業CFマージン
- 42.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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