CETX
Cemtrex一つの本業に絞らず、うまくいかない事業からは抜けて新しい事業に入ると公言している点が、単一事業でやりくりする同規模の会社と違う。
セキュリティ事業は防犯・監視向けの製品とその導入を官公庁や企業に売る。もう一方のIndustrial Servicesは、技術者を確保して現場の仕事の質で評価される労働集約型のサービスで稼ぐ。
年次報告書は、複数の事業を持つことで限られた資源を見込みの薄い事業に割く恐れがあると自認している。景気が落ちて顧客の投資が細れば、二つの事業がそろって鈍る場面も起こりうる。
二つの異質な事業への資金の配り方を見直しながら、事業構成そのものを定期的に点検し、残すものと手放すものを選び直している。
セキュリティ側は新しい製品が市場に受け入れられるかどうかで決まる。産業サービス側は技術者を採用して定着させられるか、顧客が仕事の出来をどう評価するかで決まる。どちらも顧客の設備投資の波を受ける。
この会社をどう読むか
多角化した小型企業はたいてい相乗効果を語りたがるが、Cemtrexはそれをほとんど語らない。
防犯カメラなどのセキュリティ事業と、産業向けの労働集約型サービス事業。共通点の薄い二つを並べたうえで、年次報告書には、見込みの薄い事業からは抜けて別の事業に入る可能性があると書いてある。一つの柱に賭けるのではなく、小さな賭けを並べて当たった側に寄せていく会社だと見れば、事業の入れ替わりも意外ではなくなる。
バランスシート (要約)
資産 $48M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $9M(18%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$24M
- 固定資産$19M
- 流動負債$24M
- 長期借入金$5M
- 短期借入金$9M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $76M
- 売上成長率
- 14.4%
- 粗利率
- 42.2%
- 営業利益率
- 0.7%
- 純利益率
- −36.8%
- ROE
- −322.5%
- ROIC
- 1.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $159K
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- 0.2%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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