CETY
Clean Energy Technologies廃熱を電気に変える技術と、中国国内の天然ガス現物取引という、普通は同じ会社に同居しない二つの事業を並行して抱える点が特異。片方が受注待ちの重工業、もう片方が薄利多売の商社機能という、性格の異なる収益源を持つ。
主力は工場やごみ発電施設から出る廃熱を回収し、独自のClean Cycle発電機で電気に変える設備の製造・販売。加えて廃棄物を熱分解して電気や再生可能天然ガスを取り出すプラントも手がける。もう一方の柱が中国子会社CETY HKで、大口の天然ガス問屋から前払いで安く仕入れ、トラック用給油拠点や工場に転売する現物商売を行う。
廃熱回収設備は受注生産のため、注文が途切れると工場の稼働率がすぐ落ちる。中国のガス転売は薄利な現物商売で、仕入れの前払いに資金を縛られやすい。香港子会社が計画する国有ガス会社との合弁は、天然ガス価格の下落を理由に開始を見送ったままになっている。
北米の環境技術事業と中国の商社機能を並行して育てる分散型の経営で、資金を投じる先を年ごとに切り替えている。データセンター向け電源供給など、新しい発電需要への参入も試みている。
廃熱発電は工場の設備投資意欲と燃料価格の水準に左右され、燃料が安いと投資の採算が悪化する。中国のガス転売事業は仕入れ値と販売価格の差、そして現地の需要動向に依存し、両事業の波が重なるかずれるかで業績の振れ幅が変わる。
この会社をどう読むか
廃熱を電気に変える会社、と紹介したところで半分しか説明できていない。もう半分は香港子会社が担う、中国国内で天然ガスを仕入れて売り渡す現物商売で、業種も収益の作り方もまるで違う。
北米側は工場やごみ発電施設の廃熱を自社の発電機で電気に変える受注生産だ。中国側は大口のガス問屋から前払いで安く仕入れ、大型トラックの給油所へ日々の相場で売る商いで、二つの波が重なる年ほど業績は大きく振れる。
バランスシート (要約)
資産 $12M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6M(50%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$602K
- 他の流動資産$6M
- 固定資産$6M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- −10.8%
- 粗利率
- 27.6%
- 営業利益率
- −118.4%
- 純利益率
- −315.0%
- ROE
- −109.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$8M
- 営業CFマージン
- −366.5%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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