
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
汎用のプロセッサーの設計を握る巨大な大手とは異なり、信号処理や人工知能、無線通信といった専門の回路の設計に特化する点が最大の強み。幅広い専門の設計をそろえ、スマホからモノのインターネット、自動車まで広く採用される。小型ゆえの機動力も持つ。機器の中で人工知能を動かす流れに賭ける、専門の設計の貸し出しの立ち位置にいる。
自らチップを製造するのではなく、チップの中に組み込む回路の設計図を、半導体メーカーに貸し出すのが事業の柱。信号を処理する回路や、人工知能の計算を速める回路、無線通信の回路、音声や画像を扱う回路といった専門の設計を提供する。収益は、設計を使う際の一時金と、その設計を載せたチップが出荷されるたびに入る権利収入の二段からなる。設計の貸し出しで稼ぐ構造になっている。
スマホやモノのインターネット機器の出荷量が減れば、権利収入が細る弱点を抱える。主要な顧客が、外部の設計に頼らず自前で設計を開発する内製化に動けば、契約を失う。端末の人工知能の市場の立ち上がりが遅れれば、新しい成長の柱を欠く。汎用のプロセッサーの設計の巨大な大手や、別の同業との競争も激しい。
配当を出さず、現金を研究開発に優先して投じる経営。汎用の設計の大手との正面の競争を避け、信号処理や端末の人工知能といった専門の領域に集中する。設計を載せたチップの出荷に応じた権利収入を積み上げつつ、端末の人工知能という新しい領域への投資で再成長を狙う方針が特徴になっている。
半導体の出荷量と、新規の契約、端末の人工知能に依存する。設計を載せたチップの世界の出荷量が、権利収入の源として伸びるか、新しい設計の契約を獲得できるか、機器の中で人工知能を動かす端末の人工知能の採用が広がるか、そして汎用の設計の大手との競争に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $388M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $336M(87%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約6年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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