まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
がんと自己免疫の病の両方で新薬を開発する二本立ての構えが最大の特徴。一つの領域に賭ける多くの臨床バイオと違い、二つの領域で複数の候補を持つことで、失敗のリスクを分散する。免疫の細胞を導く抗体を、いち早く自己免疫の病へ応用した一角でもある。単一の領域の専業とは異なる、二領域に分散した臨床段階のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、複数のがんと自己免疫の病の新薬の候補を同時に開発する臨床段階のバイオで、収入はまだ乏しい。看板は、肺がんの特定の遺伝子の変異を狙う薬や、免疫の細胞を導いてがんや自己免疫の病を治す抗体の候補からなる。元はがんに専念していたが、近年は自己免疫の病へも領域を広げた。製薬会社との提携や、開発の節目で受け取る一時金が一部の収入になる。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。
臨床試験の失敗が、価値を大きく損なう最大の弱点になる。過去には同種の薬で大手が開発を撤退した例もあり、同じ轍を踏む恐れがある。免疫の細胞を導く抗体を自己免疫の病に応用する分野では、先行する競合に出遅れる恐れもある。承認までの長い道のりで資金が尽きれば、増資で持ち分が薄まる。大手との競争も逆風になる。
配当を出さず、複数の候補を同時に開発してリスクを分散する経営。製薬会社との提携と、開発の節目で受け取る一時金で、研究開発の費用を補う。承認薬をまだ持たない臨床段階のバイオとして、がんと自己免疫の二つの領域への分散を軸に、資金繰りを保ちながら開発を進める方針が特徴になっている。
臨床試験の結果と、自己免疫への応用、資金繰りに依存する。主力の肺がんの薬の承認と発売に進めるか、免疫の細胞を導く抗体の候補が自己免疫の病で良い結果を出すか、自己免疫への応用で先行する競合に遅れずに済むか、そして承認までの長い開発を支える資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $448M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $409M(91%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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