
CHRS
Coherus BioSciences米国で後続のバイオ医薬品を商業化した実績を持ちつつ、利益率の高いがんのブランドの薬へ重心を移す、数少ない二つの顔を持つ会社という点が最大の特徴。後続のバイオ医薬品の価格の競争の厳しさを受け、希少な上咽頭のがんという高い利益率の領域へ主戦場を移す。純粋ながんのバイオとは異なる、後続のバイオ医薬品からがんの薬へ転換する途上の小型のバイオの立ち位置にいる。
後続のバイオ医薬品と、がんの薬の二つを手がけるのが事業の柱だが、近年はがんの薬へ重心を移す。かつては、白血球を増やす薬や、目の網膜の薬、関節の薬の後続の薬を、米国でいち早く商業化した先行組だった。これらの後続の薬の一部は売却した。現在は、がんの薬に集中し、海外から導入した、上咽頭のがん向けの免疫の薬を売り始めたほか、肝臓のがんを狙う別の抗体の候補も開発する。これらのがんの薬で稼ぐ構造になっている。
後続のバイオ医薬品で、同種の競合との価格の崩れと、シェアの低下が弱点になる。新たに売り始めた上咽頭のがんの免疫の薬の採用が、頭打ちになる恐れもある。肝臓のがんを狙う候補の開発の失敗もある。後続のバイオ医薬品の事業を売却した分、売上の規模が縮む。一つひとつの薬の採用や開発の結果に、業績が左右される。
配当を出さず、後続のバイオ医薬品の事業を売却して現金を確保し、がんの薬に集中する事業の再構築を進める転換期の経営。現在の経営者が率いる。新たに売り始めた上咽頭のがんの免疫の薬の商業化の成否と、開発の候補の進展が、中期の評価の軸になる。後続のバイオ医薬品からがんの薬への転換が、運営の中核になっている。
後続薬のシェアと、がんの薬の採用、海外の提携に依存する。残る後続のバイオ医薬品の市場のシェアが保たれるか、新たに売り始めた上咽頭のがんの免疫の薬が採用されるか、後続のバイオ医薬品の市場の価格の競争に耐えられるか、そして海外から薬を導入した提携の関係を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $258M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $61M(24%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$89M
- 他の流動資産$118M
- 固定資産$52M
- 流動負債$140M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $42M
- 売上成長率
- 59.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −429.5%
- 純利益率
- 398.4%
- ROE
- 275.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$139M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −328.4%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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