
7.5万の荷主と45万の運送業者を自社の技術基盤でつなぎ、そこに溜まる取引の履歴を値付けに回している。トラックも倉庫も持たない身軽さの中で、青果を自分で買って売るRobinson Freshだけは在庫を抱える変わり種だ。
荷主から預かった荷物を45万の契約運送業者に振り分け、受け取る運賃と払う運賃の差を取る。粗利の約95%はこの仲介から出ており、青果を仕入れて売るRobinson Freshは残りの5%ほどだ。
運賃が下がる局面では仲介の差益がまず削られ、扱い件数が増えても利益が伴わない。最大の荷主でも総収入の約2%にすぎない代わり、荷主の数そのものが減れば土台が薄くなる。
2024年11月にManaged Solutionsを立ち上げ、物流部門ごと請け負う仕事と管理システムの提供へ手を伸ばした。欧州の陸送事業は手放して北米に軸足を戻しており、広げる先と畳む先を分けて考えている。
自社開発のAI「Lean AI」で配車や見積もりの精度を上げ続けられるかが、運賃が安い局面での差益確保を左右する。荷主が仲介を通さず運送業者と直接組む動きが強まるかも鍵になる。
この会社をどう読むか
C.H. Robinsonはトラックを1台も持たないまま、2025年に約3,700万件の貨物を動かした。荷主と運送業者の間に立ち、空いた荷台を埋めることだけで100年以上食べてきた会社だ。
仲介の取り分は運賃の差なので、相場が高い年よりも、相場が急に動く年のほうが稼ぎやすい。裏を返せば、荷主が運送業者と直接契約を結び始めた瞬間に居場所が消えるという緊張が、この商売には常についてまわる。
バランスシート (要約)
資産 $5.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.8B(36%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$161M
- 他の流動資産$2.6B
- 固定資産$2.3B
- 流動負債$1.8B
- 長期借入金$1.1B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $16.2B
- 売上成長率
- −8.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 4.9%
- 純利益率
- 3.6%
- ROE
- 31.8%
- ROIC
- 21.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $915M
- フリーCF
- $895M
- 営業CFマージン
- 5.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $301M
- 配当性向
- 51.3%
CHRW の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…