
配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
がんを攻めるウイルスを、他人由来の幹細胞に乗せて運ぶことで免疫の攻撃から守り、腫瘍まで届けるという独自の仕組みが最大の特徴。ウイルスを単体で入れる治療とは運び方が違う。幹細胞に乗せてがんを攻めるウイルスを届ける超小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、がんを狙う治療を開発する臨床段階のバイオで、収入はない。がん細胞を選んで壊すウイルスを使う治療があるが、体に直に入れると免疫に攻撃されて腫瘍まで届きにくい。看板の仕組みは、このウイルスを他人由来の幹細胞に乗せて運ぶことで、免疫の攻撃から守りつつ腫瘍まで届ける。脳の悪性の腫瘍や、さまざまな固いがんを狙い、ドイツやオーストラリアの子会社を通じて開発を進める。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。それまでは増資や転換の社債で開発を続ける。
試験で効き目を示せない弱点を抱える。がんを攻めるウイルスの治療は、すでに先んじた競合がいて、差を示すのが難しい。幹細胞に乗せて運ぶ仕組みが、思うように効率を高めない恐れもある。米国とドイツ、オーストラリアにまたがる運営や、規制の対応も負担になる。身内に近い相手からの借り入れや転換の社債に頼り、経営の独立性が薄れる。赤字が続き、増資で持ち分が大きく薄まり、上場の維持も危うい。
配当を出さず、看板の仕組みの試験と資金繰りの管理を優先する経営。経営の交代を経た経営陣が率いる。看板の候補の試験の遂行と、海外の子会社の運営、増資や転換の社債による資金繰りの管理を進める。一つの土台への集中と資金繰りが、運営の中核になっている。
臨床試験の結果と、独自の仕組みの裏づけ、資金繰りに依存する。看板の候補が初期から中期の試験で効き目と安全性を示せるか、幹細胞に乗せて運ぶ仕組みが本当に効率を高めると示せるか、ウイルスを単体で使う先行の競合との差を出せるか、そして増資や転換の社債で資金繰りをつなげるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $9M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4M(42%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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