CLMB
Climb Global Solutions仮想化、安全、雲、保管といった新しめの分野に商材を絞り込み、売るだけでなく導入の技術支援まで添える。売上の4%にすぎない直販部門が粗利の13%を稼ぐのは、この支援に値段が付くからだ。
開発元から仕入れたソフトや保守契約、機器を、企業向けの販売店や導入業者へ卸す。機器の大半は開発元から購入者へ直送させるので、在庫も物流も自社で抱え込まずに済む。
開発元が卸を通さず直接販売に切り替えれば、その製品の売上はまるごと消える。もともと薄い粗利で回しているので、値引き競争が強まると利幅から先に削られる。
買収で仕入れ先と地域を継ぎ足しながら、薄い粗利を回転の速さで補う。在庫を持たない身軽さが、この買い足しを続けられる元手を残している。
取扱製品の開発元を何社抱えられるかで商売の幅が決まり、その顔ぶれは買収で増やしてきた。2023年にData Solutions、2024年にDouglas Stewart Softwareを買い、英国とアイルランド、北米の教育市場に入った。
この会社をどう読むか
Climb Global Solutionsは、AdobeやFortinetといった開発元から仕入れた製品を、企業向けの販売店を通じて売る会社だ。買い手の目には映らないが、この卸を通らなければ製品は現場に届かない。
何でも扱う巨大な卸とは違い、仮想化や安全、雲まわりの新しい技術だけを選んで扱う。2023年、2024年と買収を重ね、英国やアイルランド、北米の教育市場へ販路を広げてきた。
バランスシート (要約)
資産 $460M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $117M(25%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$37M
- 他の流動資産$338M
- 固定資産$86M
- 流動負債$337M
- 短期借入金$191K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $653M
- 売上成長率
- 40.1%
- 粗利率
- 16.1%
- 営業利益率
- 4.5%
- 純利益率
- 3.3%
- ROE
- 18.3%
- ROIC
- 19.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $17M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 2.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- 14.4%
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