CLNN
Clene低分子でも抗体でも遺伝子治療でもなく、金属のナノ結晶が細胞の代謝反応を触媒するという第4の仕組みを狙っている。
承認薬がなく、現時点で製品からの売上はない。独自の電気化学プロセスで作る金のナノ結晶の懸濁液CNM-Au8を、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や多発性硬化症、パーキンソン病で治験にかけている。
ALSでは承認後に効果への疑念から市場を去った先行薬の例があり、承認が収益化を保証しない領域だ。単一の技術基盤に開発の大半を乗せているため、その基盤が壁に当たれば控えの候補が乏しい。
限られた資金をCNM-Au8の確認試験と承認申請に集中させ、パイプラインを広げずに一点で勝負している。運転資金は増資で賄う。
会社の値打ちはCNM-Au8が確認試験で効果を示せるかの一点にほぼ集まっている。承認までの長い期間を、売上のないまま増資でつなげるかどうかにも存続が懸かる。
この会社をどう読むか
Cleneが薬として飲ませようとしているのは分子ではなく、金の粒だ。独自の電気化学プロセスで作った表面に不純物のないナノ結晶が、細胞のエネルギー代謝を助ける触媒として働く、という仮説の上に会社全体が乗っている。
その仮説が正しければ神経の病に既存のどの薬とも違う手が一つ増えるが、ALSの領域には承認後に効果を疑われて市場から消えた先行薬の前例がある。会社の値打ちは、確認試験の結果ひとつでほぼ決まる。
バランスシート (要約)
資産 $18M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$9M
- 流動負債$11M
- 長期借入金$18M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $200K
- 売上成長率
- −41.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$19M
- フリーCF
- −$19M
- 営業CFマージン
- −9273.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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