
CLRO
ClearOne製品もブランドも売り払ったあとに株式だけが上場を保っているという、同業の小型メーカーとは全く違う局面にいる。
かつては会議室の声を拾う集音マイクや音を整える装置、映像機器を自社で開発し販売していた。2025年10月の資産売却でその事業ごとBiamp Systemsに引き渡し、今は既存顧客の保証対応で細々と手数料を得るだけになった。
戦略的な取引を一定の期間内にまとめられなければ、事業を持たない箱のまま資金が尽きていく。
2025年11月、大株主のEdward D. Bagleyが保有株70万株をFirst Finance Ltdへ売り、同社が発行済株式の53.8%を握った。取締役会の特別委員会が、身売りや非公開企業との統合を含む選択肢を検討している。
手元に残った現金と、非公開企業の買収など「次の一手」を実現できるかに、この先の存続そのものがかかっている。
この会社をどう読むか
ClearOne という名前を見て、いまも会議室向けのマイクや音響機器を作っている会社だと思うなら、それは半年前の姿だ。
2025年10月24日、会社は製品の知的財産と在庫、顧客データの利用権をBiamp Systemsへ$3Mで売り渡した。残っているのは公開企業としての器と、保証対応のための限られた在庫だけである。同じ年の11月には大株主も入れ替わり、いま買われているのはマイクの会社ではなく、次に何になるか未定の株式そのものになった。
バランスシート (要約)
資産 $2M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。増資や資金繰りに注意 (判定材料は自己資本比率だけで、支払い余力は開示から読めない)
- 現金・現金同等物$220K
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$603K
- 流動負債$1M
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $0
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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