CLS
Celestica大手クラウド企業向けの複雑なAIサーバーやネットワーク機器を、効率よく大量に作れる製造力と実績が強み。AIデータセンターの建設が急増する流れを受け、薄利の組み立てから、より付加価値の高いAI関連の製造へ事業を移せている立ち位置にいる。
さまざまな企業に代わって、電子機器やサーバーを設計し、組み立てて納める受託製造が収益の柱。自社ブランドは持たず、顧客の製品を効率よく作ることで稼ぐ。近年は、大手クラウド企業向けのAIサーバーやネットワーク機器の製造が、成長を大きく押し上げている構造になっている。
AIデータセンターの投資が一巡したり鈍ったりすると、成長が大きく減速する。少数の大口顧客に売上が偏るため、その動向次第で業績が振れる。薄利の組み立て業ゆえ、部品価格や人件費の上昇も利益を圧迫する。
配当より事業投資と自社株買いを優先し、AI関連の製造へ経営資源を寄せる経営。汎用品の組み立てから、データセンター向けの高付加価値な製造へ軸足を移し、利益の質と成長を高める方針が特徴になっている。
データセンターへの投資、特にAI向けの需要に強く依存する。大手クラウド企業がAIサーバーをどれだけ発注するか、そして部品の調達と工場の効率が、薄い利益率を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.2B(31%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$596M
- 他の流動資産$5.1B
- 固定資産$1.5B
- 流動負債$3.9B
- 長期借入金$751M
- 短期借入金$26M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $12.4B
- 売上成長率
- 28.5%
- 粗利率
- 12.1%
- 営業利益率
- 8.4%
- 純利益率
- 6.7%
- ROE
- 37.6%
- ROIC
- 27.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $660M
- フリーCF
- $458M
- 営業CFマージン
- 5.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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