まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
箱の完成品まで手がける総合大手と違い、厚紙の製造だけに徹している。加工業者から見れば、自分の商売を取りにこない供給元ということだ。この競合しないという一点が、取引を保つ武器になっている。
化粧品や医薬品の箱、食品用のカップや皿に使う白く漂白した厚紙を製造する。自らは完成品を作らず、箱などに加工する独立系の業者へ材料として売る。北米の生産能力の約11%を握り、5大メーカーの一角を占める。
完成品まで自社で手がける総合製紙大手が価格や供給網で攻めてくる圧力にさらされやすく、木材や電力の急騰も採算を直撃する。2024年に家庭紙事業を売って厚紙一本に絞ったことで、事業の分散が失われ、この一分野の波にそのまま業績が揺れやすくなった。
2024年、家庭紙事業を$1.06Bで手放す一方、オーガスタの厚紙工場を$700Mで買い取った。売りと買いを同じ年にまとめて通す思い切りの良さがある。手取りは配当より、借入の圧縮と生産設備への投資へ回す。
独立系の加工業者がこの厚紙を仕入れ続けるかという需要側の事情と、原料の木材チップや電力コストという供給側の事情の両方に依存する。食品包装向けの需要が景気に連れて細れば、厚紙の値決めそのものが弱くなる。
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $825M(52%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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