安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
人が住む集合住宅と、伸びる業種の企業が好む質の高い事務所とを併せ持ち、運営を不動産に長けた親会社に委ねる点が最大の特徴。住宅だけ、事務所だけの不動産の会社とは異なる。集合住宅と創作向けの事務所を持つ小型の不動産投資の会社の立ち位置にいる。
都市で持つ建物の賃料が事業の柱。米国の活気ある地域で、人が住む集合住宅と、技術や映像、芸能などの伸びる業種の企業が好む、質の高い事務所のビルを保有し、家賃を得る。運営は、不動産を一貫して手がける親会社に委ね、その対価として手数料を払う。自前で大きな組織を抱えるのではなく、外部の運営に頼る構えだ。建物を買い、育て、貸す。これらの賃料の収入で稼ぐ構造になっている。
在宅の勤務が根づき、質の高い事務所の需要が縮む弱点を抱える。集合住宅の家賃の伸びが鈍れば、収入の伸びも止まる。金利が上がれば、不動産の評価が下がり、借り換えの負担も重くなる。運営を外部の親会社に委ねるため、その思惑との食い違いや利益の相反が起きやすい。配当の支払いの履歴も安定を欠く。増資で持ち分が薄まる恐れもある。
配当を出すが、その履歴は安定を欠く。運営を委ねる親会社の方針に沿って動く経営。親会社の創業者が指揮を執る。集合住宅や事務所の取得と、保有する建物の組み替え、配当の維持を進める。親会社の戦略との足並みと、利益の相反の管理が、運営の中核になっている。
都市の不動産の市況と、金利、外部の運営の会社との契約に依存する。都市の集合住宅や事務所のビルに借り手が付き続けるか、金利の上昇が評価や借り換えの負担を重くしないか、運営を委ねる親会社との契約が保たれるか、そして住宅と事務所の組み合わせがうまく回るかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $859M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $265M(31%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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