CMCT
Creative Media & Community Trust住宅専業でもオフィス専業でもなく、両方にホテルを加えて一つのポートフォリオに束ねる。しかもその運営を、自前ではなくCIM Groupという不動産運用会社に丸ごと預ける。自社で運営組織を抱える一般的なREITとは体制が根本から違う。
米国の成長都市で、集合住宅と技術・メディア業界向けのクラスAオフィス、それに505室のホテルを持ち、賃料と宿泊料を得る。2025年末の保有は27件で、うち5件は共同投資を通じた持ち分になる。2026年1月に貸付事業を売却し、賃貸へ重心を寄せた。
在宅勤務が定着すればオフィスの需要が細り、2025年末の稼働率74.8%という空きの多さがさらに広がる。金利が上がれば物件評価が下がり、借り換えの負担も重くなる。運営を外部に委ねる形は、利害が完全には一致しない相反の危うさを常に抱える。
物件の入れ替えと配当の維持を、CIM Groupの方針に沿って進めている。配当は出しているが支払い実績は一定していない。2026年に貸付事業を手放したことで、賃貸不動産への集中がより鮮明になった。
集合住宅とオフィスの双方に借り手が付き続けるかで賃料収入が決まる。金利は物件の評価と借り換え費用の両方を通じて財務に効く。運営を任せるCIM Groupとの契約が保たれるかどうかも、事業を回す力そのものを決める。
この会社をどう読むか
従業員が自ら物件を探して回るREITではない。取得も日々の運営も、ロサンゼルスのCIM Groupという不動産運用会社に委託し、その対価を手数料として払っている。会社の実務は、ほぼ全部が外に出ている。
持っているのは集合住宅とオフィス、それに505室のホテルで、2025年末で27件になる。2026年1月には貸付事業を売り、賃貸業に軸足を絞った。運営を外に預ける分、CIM Groupとの利害がどこまで一致するかが、他のREITには無い論点として常に残る。
バランスシート (要約)
資産 $859M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $265M(31%)。
同業の平均並みの水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$15M
- 長期借入金$510M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $117M
- 売上成長率
- −6.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −33.4%
- ROE
- −14.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 5.0%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $0
- 配当性向
- —
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