
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
衛星の通信と、次世代の緊急通報という、政府や公共の需要に深く食い込む二つの軸を持つ点が最大の特徴。とりわけ緊急の通報は、参入の壁が高い。総合の巨大な通信の機器の大手とは異なる、衛星と公共の安全に特化した中堅の立ち位置にいる。
二つの軸の通信の機器を作るのが事業の柱。一つは、衛星や宇宙を使った、安全性の高い通信の機器で、軍や政府、通信の会社に納める。もう一つは、警察や消防への緊急の通報を、次世代の仕組みに置き換える公共の安全向けの通信の仕組みで、自治体などに提供する。長年の歴史を持つが、近年は業績が振るわず、事業の立て直しの途上にある。これらの通信の機器と仕組みの販売で稼ぐ構造になっている。
政府の予算の削減や、受注の遅れで業績が細る弱点を抱える。重い負債を抱え、財務の不安が経営の重荷になる。二つの軸のどちらかが不振だと、全体が揺らぐ。規模で勝る通信の機器の大手との争奪もある。立て直しの費用がかさみ、赤字が長引くこともある。資金繰りが詰まる恐れもつきまとう。
配当を出さず、財務の立て直しと事業の選別を優先する経営。現在の経営者が率いる。衛星の通信と緊急の通報の事業の運営、負債の圧縮、立て直しの計画の遂行を進める。二つの軸への集中と、財務の立て直しが、運営の中核になっている。
政府の予算と、受注、財務の立て直しに依存する。軍や政府、自治体の通信への予算が保たれるか、衛星の通信や緊急の通報の受注を積み上げられるか、立て直しの計画が実を結ぶか、そして重い負債や財務の不安をこなしつつ事業を続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $741M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $104M(14%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
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