
CMTL
Comtech Telecommunications911システム事業は2025年に「Allerium」へ改称され、参入障壁の高い公共安全インフラという性格をはっきりさせた。衛星通信の総合大手とは違い、軍事と公共安全という規制の厚い二分野に絞り込んでいる。
衛星モデムや高出力アンプ、遠距離を電波で結ぶトロポスキャッター技術を軍や各国政府に納める衛星通信事業が一方の軸になる。もう一方は、警察や消防への通報を次世代規格へ置き換える911システムを、自治体や通信会社に提供する事業だ。
借入は2025年1月の$203Mから7月末に$134Mまで減ったが、なお軽くはない。財務制限条項は2027年1月まで猶予を得ているだけで、政府予算の削減や受注の遅れが再び資金繰りを圧迫する余地は残る。
2025年1月に始めた立て直し計画のもと、債務の圧縮と財務制限条項の猶予取り付けを進めた。同時に米国の大手携帯通信事業者と$130M超の長期契約延長をまとめ、財務再建と受注積み上げを並行させている。
軍や政府機関の予算と、911システムの受注を積み上げられるかに左右される。手元流動性は2023年12月の約$18Mから2025年7月末に$47Mまで戻っており、この改善基調を保てるかが焦点になる。
この会社をどう読むか
Comtech Telecommunications について書くべき最新の事実は、新製品でも大型受注でもない。7四半期にわたってSEC提出書類に載り続けた「継続企業の前提に重大な疑義」という注記が、2025会計年度末に消えたことである。
1967年創業のこの会社は手元流動性を約$18Mから$47Mへ戻し、営業キャッシュフローも2025年度第3四半期に8四半期ぶりの黒字へ転じた。借入は$134M残り再建の途上だが、倒産の注記が消えたという一点だけで、この銘柄の置かれた位置は変わった。
バランスシート (要約)
資産 $741M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $104M(14%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$40M
- 他の流動資産$230M
- 固定資産$471M
- 流動負債$158M
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $500M
- 売上成長率
- −7.6%
- 粗利率
- 25.6%
- 営業利益率
- −27.8%
- 純利益率
- −31.1%
- ROE
- −148.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$17M
- 営業CFマージン
- −1.7%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
- 配当総額(年間)
- $158K
- 配当性向
- —
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