大手が後回しにしがちな中間所得層という客層に的を絞り、専属営業網で深く食い込んでいる点が最大の強み。退職前後の世代は保険の必要性が最も高く、高齢化でこの層は増え続ける。手頃な保険料の商品設計と地域密着の対面網を併せ持つ、隙間の客層の専門店の立ち位置にいる。
中間所得層の退職前後の世代に売る、医療補完保険や生命保険、年金商品の保険料が収益の柱。専属の営業員が地域で顧客と長く付き合う対面販売と、テレビや郵便での直販を組み合わせる。預かった保険料を債券中心で運用する利息も大きな収益源で、引受と運用の両輪で稼ぐ構造になっている。
急な利下げは運用収益を細らせ、保険会社の利益の土台を削る。医療費の高騰や長寿化で保険金の支払いが想定を超えると、過去に売った契約が重荷になる。対面営業は人手不足と高コストの構造を抱え、ネット直販の安い競合に侵食されやすい。顧客層の家計が不況で痛むと新規契約も解約も悪化する。
配当の増額と自社株買いで株主に還元しつつ、営業員の採用とデジタル化に投資する経営。販売と運用のバランスを保ちながら、余った資本は着実に返す。派手な拡大より、決めた客層を深掘りする堅実運営が特徴になっている。
高齢化する顧客層の需要と、金利水準、営業員の確保に依存する。退職期を迎える中間所得層が保険と年金を買い続けるか、運用利回りを支える金利が保たれるか、対面営業の担い手を採用し定着させられるか、そして医療保険の支払いが想定の範囲に収まるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $38.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.6B(7%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$984M
- 長期借入金$1.3B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.5B
- 売上成長率
- 0.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 12.3%
- 純利益率
- 5.1%
- ROE
- 8.7%
- ROIC
- 11.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $676M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 15.1%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $66M
- 配当性向
- 28.9%
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