CNP
CenterPoint Energyハリケーンの通り道であるテキサス湾岸で、送配電網の復旧費を専用の債券で先に賄い後から料金で回収する仕組みを持つ。非中核のガス事業を切り離して電気に集中する再編を進め、人口が増え続ける地域へ投資を寄せている。
子会社ヒューストン・エレクトリックがテキサス湾岸で電気の送配電を担い、別の子会社がインディアナ、ミネソタ、オハイオ、テキサスでガスを配る。4州で700万件を超す契約先から当局認可の料金を集め、設備投資は次の料金改定で回収する仕組みを使う。
2024年のハリケーン・ベリルのような暴風で送配電網が壊れると、復旧費がかさむ。信用格付けが下がれば資金調達コストが増え、$65.5Bの投資計画そのものが狂いかねない。当局が投資回収に見合う料金を認めなければ、資金繰りは苦しくなる。
2025年9月に示した10年計画は当初$65Bで、2026年2月に$65.5Bへ積み増した。非中核のガス事業を売って身軽になりながら、増え続けるテキサスの需要に投資を寄せる。格付けの維持を優先し、借り入れと増資を組み合わせて資金を賄う。
2026年から2035年の10年で$65.5Bを投じる計画をどれだけ料金へ反映できるかに業績がかかる。2025年にルイジアナとミシシッピのガス事業を売り、オハイオのガス事業も2026年内に手放す予定で、稼ぎの中心はテキサスの電気へ寄っていく。
この会社をどう読むか
2021年の大寒波のあと、テキサスは電力会社が移動式の非常用発電機を借りることを法律で認めた。長期で借り込んだ519MWのうち大型機は、2025年にサンアントニオ周辺の供給へ回して料金も下げる案が出され、決着はまだついていない。
寒い日の備えも自前で持つ。地下の貯蔵に加え、プロパンと空気を混ぜてガスを作る工場を15カ所、LNGの工場を1カ所抱え、需要が跳ねる日に管へ足す。
バランスシート (要約)
資産 $46.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $11.2B(24%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$38M
- 他の流動資産$5.7B
- 固定資産$40.8B
- 流動負債$6.3B
- 長期借入金$20.6B
- 短期借入金$2.4B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $9.4B
- 売上成長率
- 8.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 22.5%
- 純利益率
- 11.2%
- ROE
- 9.4%
- ROIC
- 4.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2.5B
- フリーCF
- −$2.4B
- 営業CFマージン
- 26.6%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $574M
- 配当性向
- 54.6%
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