不動産株の運用を発明した草分けとしての歴史と、実物資産に絞った専門性の深さが最大の強み。金利が下がる局面では、不動産株の回復と資金流入が二重の追い風になる。巨大運用会社が浅く広く扱う分野を、深く濃く運用する専門運用会社の立ち位置にいる。
上場の不動産投資信託や公益株、商品先物など実物資産の運用を専門とする、預かり資産に応じた手数料が収益の柱。年金や金融機関の機関投資家と、証券会社経由の個人投資家の双方から資金を預かる。指数に勝つ成績を看板とする能動運用の専門店として、資産残高と成績の積で稼ぐ構造になっている。
金利の上昇は不動産株の逆風となり、資産の目減りと資金流出が二重で襲う。運用成績の不振は専門店の看板を直接傷つける。指数運用への構造的な流出は手数料率を削り続ける。一つの資産分野への特化は、強みと同じだけの集中リスクでもある。
安定配当を続けながら、運用人材と私募商品の開発に投資する経営。創業者の影響が残る運用第一の文化を守り、成績への規律を保つ。実物資産という専門の畑を深掘りし、規模より質で勝負する方針が特徴になっている。
不動産株の市況と、運用成績、資金の流出入に依存する。金利の低下が不動産株の追い風となって資産を膨らませるか、指数を上回る成績で能動運用の存在意義を示し続けられるか、低コストの指数運用への流出を専門性で食い止められるか、そして私募の不動産運用など新商品が育つかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $877M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $562M(64%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$145M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $556M
- 売上成長率
- 7.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 32.0%
- 純利益率
- 27.6%
- ROE
- 27.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$120M
- フリーCF
- −$126M
- 営業CFマージン
- −21.7%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
- 配当総額(年間)
- $127M
- 配当性向
- 82.8%
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