まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
脳を守る関門を越えられないという、多くの抗がん剤の弱みを、よく使われる薬の改良で乗り越え、脳まで届くようにした点が最大の特徴。電気を使う治療やほかの脳腫瘍の薬とは攻め方が違う。脳に届く抗がん剤で悪性の脳腫瘍を狙う超小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、脳腫瘍を狙う薬を開発する臨床段階のバイオで、収入はない。脳には、有害なものの侵入を防ぐ関門があり、多くの抗がん剤はこれに阻まれて脳まで届かない。看板の候補は、よく使われる抗がん剤を改良し、この関門を越えて脳に届くようにしたものだ。最も治療が難しいとされる悪性の脳腫瘍の再発を狙い、既存の薬と比べる中期の試験を進める。名門のがんの施設から技術を受け継いだ。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。それまでは増資で開発を続ける。
狙う悪性の脳腫瘍は、これまで多くの会社の後期の試験がことごとく失敗してきた、極めて難しい分野だという弱点を抱える。看板の候補が中期の試験で効き目を示せなければ、会社の値打ちの大半を失う。改良の元になった抗がん剤には、心臓への負担や神経への害といった副作用の懸念もある。一つの候補に賭けるため、その失敗が致命傷になる。赤字が続き、増資で持ち分が大きく薄まり、上場の維持も危うい。
配当を出さず、看板の候補の中期の試験と資金繰りの管理を優先する経営。現在の経営者が率いる。看板の候補の中期の試験の遂行と、希少な病に向けた優遇の道の活用、増資による資金繰りの管理を進める。一つの候補への集中が、運営の中核になっている。賭けの色が極めて濃い。
臨床試験の結果と、承認、資金繰りに依存する。看板の候補が中期の試験で生存を延ばす効き目を示せるか、当局から希少な病に向けた優遇の道を生かせるか、よく使われる既存の薬や別の治療との差を示せるか、そして長い開発のあいだ増資で資金繰りをつなげるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $9M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(52%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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