
COCP
Cocrystal Pharma手探りでの化合物スクリーニングではなく、ウイルスの酵素とその阻害剤が結びついた瞬間の立体構造をX線で読み取り、そこから薬の形を逆算して設計する。この技術をコーンバーグ博士のノーベル賞受賞につながった研究の延長線上に置いている。
販売できる薬をまだ持たないため、いまの収入は提携金や助成に限られる。開発の対象はインフルエンザ、ノロウイルス、コロナウイルス、肝炎ウイルスと幅広く、いずれもRNAウイルスの酵素を狙う同じ設計手法から生まれた候補薬になる。
インフルエンザやコロナウイルスにはすでに承認済みの薬があり、大手製薬会社も同じ標的を追う。複数のウイルスに同時に手を広げている分、開発資源が分散しやすい。承認までの道のりは長く、その間は資金調達のたびに株式が薄まる。
研究開発への資金配分を最優先し、限られた現金を複数の候補薬の臨床試験と提携交渉に振り向けている。
各候補薬が臨床試験でウイルスを抑える効果と安全性を示せるかと、開発を続けるための提携金や増資による資金繰りにかかる。X線結晶構造解析による設計の優位を、実際の臨床成績にまで結びつけられるかも問われる。
この会社をどう読むか
Cocrystal Pharmaは「バイオ企業」という括りだけでは中身が見えにくい。強みは、ウイルスが増殖のために使う酵素の立体構造をX線で正確に写し取り、そこにぴたりとはまる薬の分子をあらかじめ設計してから作る、構造ベースの創薬手法にある。
この手法を率いるのが、2006年にノーベル化学賞を受けたロジャー・コーンバーグ博士だ。ただし追う標的はインフルエンザからコロナウイルス、肝炎ウイルスまで同時に複数ある。承認薬を持たない段階で資金をどう配り、どこまで狙いを絞れるかが読みどころになる。
バランスシート (要約)
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6M(65%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$7M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$2M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −139.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$8M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
COCP の掲示板
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