
CODI
Compass Diversified投資ファンドと違い期限を切らず、中堅企業を長く保有する永続の資本という珍しい構造が最大の特徴。八社から十二社ほどに分散することで、一社への依存のリスクを下げる。保有先が上場すれば売却の益も見込める。一般の事業会社とも投資ファンドとも異なる、中堅企業を束ねる長期保有の持株会社の立ち位置にいる。
米国の中堅企業を買収し、長く保有して運営を改善し、利益を積み上げるのが事業の柱。投資ファンドのように期限を切って売却を迫られない、長期の資本を持つ点が特徴になる。保有先は、アウトドアや高級宝飾、法執行向けの装備、スポーツ用品といったブランドの消費財と、磁性の部品や保冷材などのニッチな産業からなる。外部の運用の会社が経営にあたる。保有先の収益と、時に行う売却の益で稼ぐ構造になっている。
消費者の裁量の支出が冷えると、消費財の比率の高い複数の保有先が同時に減益になる弱点を抱える。高級宝飾の需要は景気の波に大きく振られる。法執行向けの装備は政府の予算の周期に左右される。大型の買収や売却のタイミングを誤れば損失を招く。外部の運用の会社への報酬の負担や、その利害の対立も指摘される。
配当を続けながら、保有先の利益を株主への還元に回す経営。外部の運用の会社が率い、新しい買収と、保有先の売却で資本を回す。永続の資本という強みを生かして中堅企業を長く保有し、運営を改善して価値を高めつつ、分散で一社への依存を抑える独特の運営が特徴になっている。
保有先の業績と、消費の動向、買収と売却に依存する。保有する複数の中堅企業の業績が保たれるか、消費財の比率が高いため消費者の裁量の支出が活発か、とりわけ高級宝飾の富裕層の需要が保たれるか、そして適切なタイミングで買収と売却を進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $442M(15%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$68M
- 他の流動資産$777M
- 固定資産$2.2B
- 流動負債$350M
- 長期借入金$1.8B
- 短期借入金$38M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.9B
- 売上成長率
- 4.8%
- 粗利率
- 43.5%
- 営業利益率
- 0.6%
- 純利益率
- −12.1%
- ROE
- −51.2%
- ROIC
- 0.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$51M
- 営業CFマージン
- −0.4%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
- 配当総額(年間)
- —
- 配当性向
- —
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