COHU
Cohu半導体の最終検査と仕分けという専門の領域に絞り込み、装置と治具、保守を一体で提供する深さが最大の強み。世界中に据え付けた多くの装置が、繰り返し買われる消耗品の安定した収益を生む。人工知能向けの高性能な半導体の検査にも食い込み、波の大きい業界で下支えを持つ立ち位置にいる。
出来上がった半導体の一つひとつが設計どおり動くかを最終的に検査し、良品と不良を選り分けて仕分ける装置を作って売るのが収益の柱。半導体メーカーや、製造を請け負う後工程の会社に納める。装置の販売は半導体投資の波で上下するが、検査の治具や交換部品、保守といった繰り返し買われる売上が収益を下支えする構造になっている。
半導体の設備投資は波が大きく、投資が冷える局面では装置の販売がまとまって落ちる。検査機の大手が同じ領域に踏み込めば価格と機能で押される。米中の輸出規制が強まると、中国向けの売上が削れる。過去の買収で抱えたのれんが、業績の悪化局面で評価減を迫られる恐れもある。
配当を出さず、現金を成長分野の検査技術への投資と自社株買いに充てる経営。装置の波を和らげるため、繰り返し買われる消耗品と保守の売上を厚くする。人工知能向けの半導体の検査など、伸びる領域に投資を絞る方針が特徴になっている。
半導体の設備投資と、繰り返し買われる消耗品、競合との競争に依存する。人工知能向けや自動車向けの半導体への投資が検査装置の需要を生むか、装置の波を和らげる治具や保守の売上を積めるか、検査機の大手に押されないか、そして米中の輸出規制が販売先を狭めないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $786M(63%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$227M
- 他の流動資産$523M
- 固定資産$493M
- 流動負債$109M
- 長期借入金$285M
- 短期借入金$11M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $453M
- 売上成長率
- 12.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −15.4%
- 純利益率
- −16.4%
- ROE
- −9.5%
- ROIC
- −5.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $32M
- フリーCF
- $11M
- 営業CFマージン
- 7.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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