COLL
Collegium Pharmaceutical乱用を防ぐ独自の粒子技術DETERxでオピオイド系鎮痛薬Xtampza ERを設計し、夜に飲むADHD薬Jornay PMは買収で手に入れた。自社で新薬を発見するのではなく、承認済みの薬を買い集めて売り伸ばす手法に徹している。
中等度から重度の痛みに使う複数の鎮痛薬に加え、2024年9月にアイアンショアを買収して手に入れたJornay PMを米国で売る。Jornay PMは夕方から夜に服用する設計で、FDAが承認した中枢神経刺激薬ではこの飲み方をとる唯一の薬だ。
Nucyntaの後発品はすでに市場に出ており、値崩れが進めば鎮痛薬の売上は目に見えて落ちる。Jornay PMは朝に飲む既存のADHD薬との競争にさらされ、買収を重ねて膨らんだ借入の返済負担も残る。
承認済みの薬を買収で取り込んで育てる手法に徹しており、2024年のアイアンショア買収もその延長にある。Nucyntaの後発品参入には自ら契約先に後発品を出させて備え、鎮痛薬に代わる次の一本をどこから買うかを探している。
鎮痛薬Nucyntaの独占販売期間がどこまで残るかと、Jornay PMの処方の伸びが業績を決める。第三者が申請したNucynta IRの後発品が2026年1月に承認され、それを受けて契約先のHikmaが2月に自社側の後発品を出した。
この会社をどう読むか
夜に飲むADHD薬という珍しい薬がある。Collegium Pharmaceuticalが2024年9月の買収で手に入れたJornay PMだ。痛み止めを売ってきた会社に、服用の時間帯そのものを売りにする薬が加わった。
その一方で、2008年に承認された鎮痛薬Nucyntaは独占販売の終わりを迎えつつある。第三者の後発品が2026年1月に承認され、契約先のHikmaも2月に後発品を出した。自ら新薬を生み出さず承認済みの薬を買い足してきた会社にとって、次に買う一本の重みは増している。
バランスシート (要約)
資産 $1.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $302M(18%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
- 現金・現金同等物$231M
- 他の流動資産$460M
- 固定資産$965M
- 流動負債$440M
- 長期借入金$542M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $781M
- 売上成長率
- 23.6%
- 粗利率
- 59.3%
- 営業利益率
- 23.0%
- 純利益率
- 8.1%
- ROE
- 20.8%
- ROIC
- 16.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $329M
- フリーCF
- $328M
- 営業CFマージン
- 42.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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