CPAC
Cementos Pacasmayo1957年の操業開始以来、原料の石灰石から末端の流通網までを北部という一つの商圏の中で垂直に持ってきた。広く薄く展開する多国籍勢とは逆に、輸送費の壁を味方につけている。
パカスマヨ、リオハ、ピウラの三工場で石灰石からクリンカーを焼き、セメントや生コン、ブロックに仕上げてペルー北部で売る。重くて遠くへ運べない商品なので、商圏の内側では価格をほぼ自分で決められる。
政情が荒れて公共工事が止まると、商圏が北部一帯に限られている分だけ落ち込みが深い。窯で燃料を大量に焚くため、エネルギー価格と為替の両方に利益を削られる。
70年近く支配株主だったホックシルド家から、2026年にHolcimが経営の主導権を引き継いだ。Holcimは残る株式への公開買付けとNYSE上場廃止・SEC登録抹消の意向を表明しており、株主向けの体制はこれから組み直される。
ペルー北部の住宅建設と公共工事の量が、そのまま出荷量になる。加えて2026年3月にHolcimが支配株の50.01%を握ったため、今後の公開買付けの条件も株主の関心事になった。
この会社をどう読むか
セメント会社の話として読み始めると、2026年に起きたことを取り落とす。3月30日、スイスのHolcimがホックシルド家の持株会社ASPIを買い取り、CPACの50.01%を握って支配株主が入れ替わった。
Holcimはさらに残る株式への公開買付けを行い、そのうえでNYSEに上場するADSを廃止しSEC登録も抹消する意向を、当局に届け出ている。ペルー北部の建設需要という事業の読み方は変わらないが、この株を米国の市場で売買できる期間そのものに期限がつきかけている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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