
CPIX
Cumberland Pharmaceuticals自社で大規模な創薬をせず、他社が承認まで漕ぎ着けた薬の権利を買い集めて専門医に売る、いわば取りまとめ役の製薬会社。ただしIfetrobanという候補薬だけは自社で臨床開発を続けており、単なる販売会社とは違う。
アセトアミノフェン中毒治療薬Acetadote、鎮痛剤Caldolor、制吐剤Sancusoなど、7つの承認ブランドを抱える。病院の急性期・消化器・腫瘍に絞った少人数の営業チームが、処方医へ直接売り込む。
特許が切れれば後発薬にすぐ処方を奪われる小さなブランドの集合体で、一つの主力薬の失速が全体に響きやすい。次の買収対象が見つからなければ、品揃えの補充が止まる。
1999年にテネシー州で設立され、2009年にナスダックへ上場した。新規ブランドの権利取得と既存薬の営業効率を両輪で回す方針を、長く維持している。
買い集めた各ブランドの独占期間がいつまで守られるかと、新たな薬の権利を継続して仕入れられるかに依存する。2025年は約500万回分の投薬を届けており、既存ブランドの処方が途切れないことが目先を支える。
この会社をどう読むか
Cumberland Pharmaceuticalsの棚に並ぶ7つのブランド薬は、どれも他社が承認まで持って行ったものだ。その権利を買い取り、病院の急性期治療・消化器・腫瘍という専門領域の医師へ売り込む。2025年には約500万回分の投薬を届けた。
例外が一つだけある。Ifetrobanという候補薬は自社で臨床開発を進めており、デュシェンヌ型筋ジストロフィーに伴う心筋症で試験結果をFDAへ提出済みだ。全身性強皮症と特発性肺線維症でもフェーズ2試験が動いている。買ってきた薬を売る会社が、一つだけ自分の手で試験を回している。
バランスシート (要約)
資産 $77M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $25M(32%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$11M
- 他の流動資産$26M
- 固定資産$40M
- 流動負債$37M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $45M
- 売上成長率
- 17.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −6.3%
- 純利益率
- −6.4%
- ROE
- −11.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 11.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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